富山は友情や愛が濃く、
五箇山はその象徴的な場所です。
時の止まった山里に立ち、
この風景が珍しくなかった頃、
現代の目で見ると不便な時代と考えてしまいますが、
世界遺産とは建物や風景のことだけでなく、
それらが現代の私達に語りかける音のない言葉を描きとめられたら
そんな想いで「永久への言葉」を描きました。
早い春、なごり雪の上に新雪が化粧してくれたあの日の、
その白を、どう表そうかと楽しみながら仕上げた作品です。