こたつに駆け込み、かじかんだ手を暖めて 皮をむいた
小さい袋が付いていると おまけをもらったように嬉しかった
学校帰り、畑からひとつだけ、と失敬して こっぴどく叱られた
こどものころ みかんは秋から冬にかけてのごちそうだった
おとなになって 気軽な食べ物になった
テーブルのカゴには 当たり前のように山盛りのみかん
ちかごろまた、みかんはごちそうになった
ふるさとから届く 季節外れの果実
こたつどころか、暑い日差しの中、冷やしたみかんをいただく贅沢
初夏のみかんの、はちきれんばかりの瑞々しさに
少女のはじける笑顔を思い浮かべる
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ホワイト (日曜日, 21 7月 2013 19:25)
私の小さい頃、みかんはご馳走ではありませんでしたが、子供心に美味しいみかんと、そうとは言えないみかんがあり、食べてみないと分かりませんでした。
ある日、通学路の脇に何度見ても美味しそうにしか見えないみかんがあり、子供心にダメと分かっていながら、友達と一緒に、もいでしまいました。
結局そこの家の方に見つかり、食べる前に叱られてしまったのですが。
悪い事は出来ないもんです。
そんな幼い時の記憶を思い出しました。
日向日和 (火曜日, 06 8月 2013 13:31)
みかんの産地に住んでいるものですから
子どもの頃から親しみ深い果物です。
美味しいみかんとそうでないものを見分けるのは上手みたいで
子どもたちがよく「母さんが選んで~それを食べるから。」と。笑
母もよくみかん捥ぎのお手伝いに行っていました。
そして冬場はみかんの加工工場に出稼ぎに。。
朝早く出掛けてしまい、帰ってくるのを待ち侘びた・・
そんなちょっと寂しい思い出もあります。
あの暖かな色の果物は冬によく似合う気がします。(^^ゞ
私は中の薄皮ごと食べてしまうので食べるのは早く、
そして沢山食べるので驚かれてしまいます。
もっと味わって食べて下さいって。笑