若い時に絵描きになる決心をさせてくれたパリ。
60歳になって もう一度勉強しなおすつもりで訪れた。
情熱を取り戻したいと絵筆を握ったが、日本に染まりすぎた心が私を苦しめた。
パリの部屋は狭い。
街に出てもがきながら描き続け、少しずつ私なりのパリが近づいてきた。
都会の孤独感をその姿に映す男性。
いろんな国の人が暮らすパリにはさまざまな人生がある。
そんなパリに一年間住んで、気付いたこと。
多様性がある人たちに見てもらうには、その人たち全部が奥に持っている、共通のものに届く絵を描かないとダメだということ。
そのためには、もう一回、自分の描きたいことをちゃんと描こうと思った。
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