これまでの人生で乗り越えてきたさまざまな峠をイメージしました。
峠というのは、登っている時は、ずっと空に続いているような感じがあります。
でも、実際には厳しいもので、峠に着くと、また遥か向うに次の峠が。
生きるというのはそんなものなのでしょう。
峠の向うには夕焼け雲が広がっています。
朝焼けではなく夕焼けです。
朝焼けのあとには夜が来ます。
夕焼けのあとには明日が来ますから。
少女が見つめているのは明日。
そして、少女は私自身です。
ふるさととか母親とかという峠を、やっと越えられるかな・・
そう思いました。